子宮鏡検査(ヒステロスコピー)とは、光ファイバーミニテレスコープ(内視鏡)を用いて子宮内部に挿入し、子宮鏡で子宮内部を観察する検査です。
病変を肉眼的に確認し、適切な治療方針を立てることができます。
直接子宮の内腔を観察することができる内視鏡の一つです。
検査の目的
子宮体部、頚部にある病変を内視鏡で確認し、広がりを性格に把握します。
検査の際、一部を生検して組織型を特定する事ができます。
検査方法
・午前10時頃ダイラパンという棒(シャーペンの芯ぐらい)を子宮頚部に挿入。
ダイラパンは水分を吸って膨張する性質があるのでファイバースコープ(直径約5mm)が挿入しやすいように子宮頚管を開大させます。
・午後3時頃ダイラパンを抜去し、子宮頚管よりファイバースコープを挿入、先端より生理食塩水を流しながら子宮腔内を観察、必要があれば、病変の生検。
危険性
・子宮穿孔
ファイバースコープ挿入際、子宮を傷つける危険性。
大きな問題はほとんどありませんが、時に大出血、腸管損傷などを起こし、開腹手術を要することもあります。
・子宮感染
検査後に子宮や骨盤内感染を起こす事があり、予防として抗生剤を処方。
基本的に日帰り。湯船につかるのはNG。